ケチもつけてみたくなるお年頃かな
安呆法制反対の動きが非常に盛り上がってるみたいで、それはもちろん安倍と変な安倍好きグループが不味いゼロカロリー飲料より嫌いな俺にとっても非常に嬉しいことなんだけど。ちょっとだけ、違和感のようなものがないでもない。
9条の理念とはそもそもどういうものだろう?
「世界には戦争や殺戮が溢れているが、せめて自分たちの国だけは戦争のない、平和な国でいたい」
……というのだとしたら、実はそれは「平和主義」ではない。むしろ「ナショナリズム」のほう強いと思う。自国優先主義、という意味で。自国はもちろん誰だって優先する。誰でも自分がかわいいというのと同じことだ。ただ優先が過ぎて結果自分の国しか見ていない、に近いレベルになると、なんというか他人に相手にされない孤立くんになってしまいかねない。
ネトウヨだのの類にまるきり興味なはいんだけど、そうかといって。彼らがヘンテコな人でヘンテコなことばかり言ってるんだろうとまで思ってる訳でもない。ただ要するに物凄く内向的なというか、自分の国の、それも突き詰めれば自分たちの周りにとってどうするのがベターなのか、そういう基準でしか考えない人が多い気がする。
それは世界平和だの世界同時革命だのってのがどうやらどうあがいても無理っぽい、という認識からスタートした、ある種のニヒリズムなのかな、と思うときもある。彼らがどう考えて今に至ったかなんて本当のところ俺には興味ない話なんだが、ちょっと分析めいたことを上からげにほざいてみるのはまあ、気分が良いかもだ。
で、単に日本だけが平和であれば良いという考えは、要するに立場が違うだけでその手のネトウヨくんの言説と案外近いようにも思えるのだ。
9条を俺はそんなに神聖バンザイと思ってる訳ではないんだけど(安倍よりは一億倍ましだと思うから現状では支持する、高校野球で四国が全滅しかけたら義塾を応援するようなもの←喩えが酷すぎて意味不明度アップ♪)
えっとだから、9条バンザイと思ってる訳ではないんだけど、それをもし「平和主義」というのなら。
「世界はクソ戦争やムダな殺戮で溢れているが、そういうのをなくすために、まずは自分の国から平和というものを作り出していきたい」と、そういう考え方をすべきなんでないか。 最終的な目標はそれこそ世界平和というのでないなら平和主義とはいえないし、そもそも局地平和なんてのは、永遠に維持できるもんだとも思えない。個々の人の個人的な思いにケチをつける気は毛頭ないが、そもそもこういう滅多にない機会なんだから、なるべく多くの人が平和に対する考えとかアプローチってものを、より掘り下げて考えてみても良いのではなかろうか 。