世界の伊良部がその2

ジャッカルすけきよ

2008年08月29日 02:30

五輪:
しょせんは名古屋の星野ですからね。世界の伊良部とは器が違います。ただ、比較的マスコミをうまく使ってきた印象がある人だけに、ここまで掌返されるの、と現在の強烈なバッシングには驚いてるかもしれませんね。星野監督がホントにそんなダメ監なら、数日前までそれを手放しで賛美してたマスコミの責任ってのは問われないのかよ、ってな話でもあるんですが。またナベツネの褒め殺しに近いバックアップ発言が絶妙のタイミングで出ちゃいましたからね。あれはとどめに近いでしょう。さよなら、名古屋の星野。
日刊ゲンダイで松崎菊也氏も言ってましたが「よりマシ」なWBC監督候補なんて、いくらでもいます。氏が挙げた中ではボビーが翌日の東スポ一面を飾るなどクローズアップされつつある印象ですが。個人的には権藤氏がイチ押しですね。投手、コーチ、監督の全てで素晴らしい実績を持ちながらでしゃばったところがなく、WBCを「選手の大会」にちゃんとしてくれそうな気がします。監督在任期間があまり長くないのがネックではありますが、当時の選手起用もまっとうだったような。
その他では、選手にあわせたチームを作るのがうまかった印象のある殿堂入りの男・ウエさん、そして大好きですから世界の伊良部。野茂という手もないことはないと思いますよ。看板という意味なら彼ほど世界に通用する男はいない。さすがにコーチはかなりしっかりした人で固めたいですが。「うねり打法」の提唱者・手塚氏なんかをスタッフに加えるとよいのでは? 池田出身だから。
それはそうと韓国さんですね。キューバにも勝ち、もはやナショナルチームレベルでは完全に日本と同格か、実際の昨今の大舞台での日韓戦の結果にかんがみ、むしろあちらを上とみなすべきでしょう。さて、日韓戦といえば池田にも関わりのある話を少し。
蔦監督が悲願の全国制覇を果たした82年。優勝監督ということで大会後、高校日本代表を率い日韓親善にのぞんだのですが。荒木、畠山、新谷らそうそうたる人材を揃えた日本代表は韓国さんに二連敗。最終戦で当時二年生だった野中投手の好投でかろうじて一矢を報いるにとどまりました。
蔦監督がさすがに勝負師だな、と思ったのは親善試合だし、勝敗は別にいいやーという感じじゃなく、この敗北を思い切り悔しがられていたことですね。以前に紹介した「酒なら二升と一杯じゃ」という名負け惜しみもありますし「池田の単独チームならもっと納得のいく戦いができた」みたいなことも言われてた記憶があります。逆にそれだけ負けず嫌いの蔦監督の発言なればこそ、翌年、PL戦後の「この子らのためにも、ここで負けて良かったんじゃ」という発言も重みを感じさせもするわけです。
八月の野球イベントといえばそう、池田で開催中の第一回「蔦文也杯」も忘れちゃいけません。三好市を代表するドリームイベントとして今後ますますの発展を期待したいです

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